ヴァンパイア:ザ・マスカレード 「散る薔薇、咲く薔薇」
ヴァンパイア:ザ・マスカレード 「散る薔薇、咲く薔薇」
トレーラー&ハンドアウト
■■■ シナリオ・トレーラー ■■■
白銀に覆われる観光都市、シルバリング・シティ。
そこに連日連夜、若者たちで賑わうサロンがあった。
サロン・イデアーレ。
一人の老人が、たった一本の薔薇のためにしつらえた特別な温室。
薔薇は温室の中で数多の人々に愛でられ、優雅に咲き誇っていた。
だが、温室に出入りするのは、薔薇を愛でようとする者たちだけではない。
美しさはまた、悪意をも惹きつけてしまうものだから。
ヴァンパイア:ザ・マスカレード
「散る薔薇、咲く薔薇」
気高さこそが、薔薇を美しく咲き誇らせる。
▼▼▼ PC①ハンドアウト ▼▼▼
氏族:トレアドール
貴女の『血の親』は、トレアドールの長老「アレッサンドロ・クストーレ」である。
彼は、シルバリング・シティの中心街に“イデアーレ”という名のサロンを経営していた。その店は連日連夜、若いヴァンパイア達と、その将来の餌となる人間達で溢れている。
貴女は歌姫としてサロンで歌い、男達の賞賛と女達の羨望を一身に受け、満ち足りた生活を謳歌している。
しかし、貴女はふと不安になる瞬間がある。
貴女の満ち足りた生活は『血の親』の権力の賜であり、もし彼が失墜したとき、貴女を守るものは何も無いのだ。
そして、その不安が現実となる時が来た・・・
【背景】 貴方は、キャラクターメイクの時に、以下の背景を持っている。
「資産」●●● 貴方は$50,000の資産と、月$3,000の収入がある。
「地位」● 貴女はトレアドールの幼童として、カマリリャ内で公に認められている。
「名声」● 貴女は、シンガーとしてシルバリング・シティでは知られた存在だ。
【訓え】 貴方は、キャラクターメイクの時に、以下の訓えを持っている。
<威厳>● 複数の人間を貴方の影響下におく。<魅力>+<演技>、難易度7。
<先覚>●● <知覚>+<共感>、難易度7で、オーラの色を見分けられる。
▼▼▼ PC②ハンドアウト ▼▼▼
氏族:アサマイト
貴方は、アサマイト(暗殺者)氏族のヴァンパイアである。
まだヴァンパイアとしての年齢は若いが、ある目的のために全米を旅している。
その目的とは、貴方の『血の親』から<粛殺>の≪訓え≫を奪い、永遠の滅びを与えたヴァンパイアを探し出し報復することだ。
手がかりは唯一つ、『血の親』の寝所に残されたハングドマンのタロットだけ。
あとは、全ての街を虱潰しに探していくしかなのだ。
幸いにして、貴方には永遠の命がある。いつかは仇に巡り会えるだろう。
そして、貴方は新しい街に踏み込む。
果たして、この街で仇の手掛かりを得ることができるだろうか?
【背景】 貴方は、キャラクターメイクの時に、以下の背景を持っている。
「資産」●● 貴方は$8,000の預金と、月$1,200の収入がある。
「地位」● 貴方はアサマイトの幼童として、カマリリャ内で公に認められている。
「導師」●● 貴方には強い力を持った導師がいる。
【訓え】 貴方は、キャラクターメイクの時に、以下の訓えを持っている。
<粛殺>●● 相手の体力を直減らす毒を作る。
<血>を一点以上消費して<意思力>判定。難易度6。
<隠惑>● 物陰に隠れるとき、光に晒されず、相手が<先覚>を持っていない限り
は見つからない。
▼▼▼ PC③ハンドアウト ▼▼▼
氏族:ケイティフ
貴方にとって、カマリリャは居心地の良い場所ではない。
血の親を持たない貴方には何の権利も与えられず、ただ蔑みの視線を投げられるだけの場所だ。
しかし、サロン“イデアーレ”だけは別だ。
サロンのオーナー「アレッサンドロ・クストーレ」は貴方のような下賤な者でも差別無く受け入れ、同じ氏族の様に扱ってくれた。
もし可能ならば、彼が困ったときには何か手助けしたい。と貴方は考えている。
そんな事が起こるわけが無い、と思いながら・・・
【背景】 貴方は、キャラクターメイクの時に、以下の背景を持っている。
「 餌 」●●● 貴方に忠実な人間が15人いる。彼らは血の提供にも快く応じてくれる。
「コネ」● 貴方は、ノスフェラトゥのコネが居る。
「資産」● 貴方は$1,000の資産と、月$500の収入がある。
【訓え】 貴方は、キャラクターメイクの時に、以下の訓えを持っている。
<剛力>● <筋力>に関する判定に、一個の自動成功。
<頑健>● ダメージ減少判定にダイスを一つ足す。
<獣心>● 動物と会話できる。命令する場合は<交渉>+<動物理解>難易度6~8。
▼▼▼ PC④ハンドアウト ▼▼▼
氏族:ヴェントルー
貴方は、シルバリングシティ・カマリャのヴェントルー氏族の中では、新参者の幼童である。
氏族の誰もが貴方の将来を期待すると口にしつつも、貴方が将来のライバルに成長しないように裏で足を引っぱっている。
彼らの既得権益に割り込むのは割が合わないと判断した貴方は、将来の権益を得るために、若いヴァンパイア達を自分の味方にする事を考えた。
若輩たちは、彼ら幼童を取るに足らない者と蔑んでいるが、時と経験によって幼童たちが力を付け、いずれは若輩たちを脅かす存在になることを貴方知っているのだ。
貴方は、若いヴァンパイアたちがたむろする、サロン“イデアーレ”に足繁く通い、自らの人脈作りに邁進している。彼らこそが、未来の貴方とカマリリャの力となるのだ。
【背景】 貴方は、キャラクターメイクの時に、以下の背景を持っている。
「 餌 」● 貴方に忠実な人間が3人いる。彼らは血の提供にも快く応じてくれる。
「地位」● 貴方はヴェントルーの幼童として、カマリリャ内で公に認められている。
「資産」●●● 貴方は$50,000の資産と、月$3,000の収入がある。
【訓え】 貴方は、キャラクターメイクの時に、以下の訓えを持っている。
<威厳>● 複数の人間を貴方の影響下におく。<魅力>+<演技>、難易度7。
<頑健>● ダメージ減少判定にダイスを一つ足す。
<支配>● 対象に一言の命令を実行させる。対象の意思力を難易度に<交渉>+<脅迫>で判定。